2012年7月15日日曜日

ホイアン旅行①


べトナム中部個人旅行4日目、フエからホイアンまでの移動は1日2便直行バスが出ており、片道4時間弱、4USD。
バスは割ときれいで、冷房も効いており快適。電車でも移動できるらしいが、もっと高くて時間がかかるんだって。

ホイアンに到着するも、、、まずここどこ・・・?(あ、写真撮ればよかった・・・)

一応バスの停留所だったらしいが、それらしい雰囲気はなく普通の道ばたのようなところで下ろされてしまう。かといって運転手がどこだか説明してくれる訳でもなく、聞いてもそこの住所を言われるだけで、それがどこだか聞いてるんだっつーの。
ベトナム語を全く話せない他の旅行客は途方に暮れ始めていたころ、すぐにどこからともなくバイクタクシーの客引きがポツポツと現れ、旅行客はみなそれぞれバイクに乗せられ散り散りに・・・ホイアンほど有名な街でもこんな感じなのか。。
一応ホイアンにもホテルが密集している地帯があるので、まずは自分もそこまで連れて行ってもらうことにした。とりあえず今がどこにいるかもわからないのに値段の交渉どうすっかなーと思っていたら、20.000VND(80円)と割と良心的なプライス。実際に走った距離もそこそこで、もしかしたらベトナム語が多少話せるのが効いているのかもしれない、なんて(笑)

行ってみたら割と中級クラスのホテルが多かったのだが、1泊12USDエアコンホットシャワー付きシングルをたまたま見つけて即決。今回の旅行はドミトリーに泊まる元気が出ず全てシングルに滞在したのだが、ホテルは概して当たりが多かった。

翌日のミーソン遺跡ツアーを近くの旅行会社で申し込んで、さっそく街を散策。
時間は既に夕方に差し掛かっていたので、有名な観光地は翌日にしてとりあえず街の中心地に行ってみることにした。

さて遅くなったが、ホイアンとは15〜19世紀にかけての中部きっての貿易都市。中国からインド、ヨーロッパへの中継都市として栄え、徳川幕府の鎖国政策が始まるまでは日本人も1,000人くらい住んでいたらしい。当時の建物が多く残っている旧市街には中国や日本の影響を受けたと思われるような建物が多数見受けられた。
街の見所はまさにこの旧市街になるのだが、ここは、まじで超良かった!夜この旧市街を歩いただけで、一発でホイアンのファンになってしまった。
何がいいって、まず街の雰囲気が抜群。(見返してみると写真がちょっと微妙で、抜群な雰囲気が伝わらないのが残念・笑)




中国人が住んでいた家がこの街の見所のようだが、街の雰囲気は日本の京都の古い町並みが残っているところを思い起こさせるような感じで、日本人にはすごく馴染みやすく歴史を感じることができる。因みにこの古い町並みも世界遺産。
この街はランタンが名産らしく、夜になると至る所でランタンが灯され、雰囲気をより一層盛り上げる。まるで千と千尋の神隠しの世界観のよう。

東西に走る川の周りはきれいに整備され、こぎれいなベトナム料理屋が建ち並ぶ。


近くに屋台が出たり川にかかる橋は電飾がともされおもちゃが売られていたり精霊流しの簡易版みたいのができたり。




一画では伝統っぽい音楽を演奏しながら歌が歌われていたり(これがまた沖縄の民謡に似た感じだったり)日本の小さな夏祭りが毎晩開催されているような雰囲気だった。  


雰囲気にとどまらず、ホイアンにある3つの名物料理であるカオラウ(汁無し麺)、ホワイトローズ(エビ餃子みたいな感じ)、揚げワンタンはどれもむちゃくちゃうまい!やっぱり旅行は飯がうまい、ってことがすごく重要(笑)

ホワイトローズ。
揚げワンタン。
カオラウ。

極めつけは至る所で生ビールジョッキが1杯4.000VND(約16円)!!!!

確かに、街は完全に観光地化されているので、そういうのが苦手、という人もいると思う。でもこういう古い町並み、伝統を残して行く為には観光地化して守って行くしかもはや道は無いのだろう、京都も然り。今年の春にクロアチアのドブロブニクという街を訪れたのだが、そこは古い町並みを残す為に、建物の屋根は必ずオレンジ色の瓦でつくることが条例で定められているらしい。(因みにこのドブロブニクも世界遺産)
道を歩く人々の半分以上は旅行客であったり、この旧市街もすごく狭い範囲しかないのでほぼ一瞬で見終わってしまうところではあるのだが、それでもここはべトナムの新しい一面を見せてくれるすごく印象深い場所だった。

翌日のミーソン遺跡ツアーともう少しホイアンの見所を次投稿でアップ予定。

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