2012年8月5日日曜日

ダナン旅行

中部旅行もようやく最終稿。既に4週間近くが経過してしまい、記憶がかなり薄れてきている。。。

ホイアンからダナンへは巡回バスが1時間に1回出ており、値段はたしか4万VND(約160円)。所用約1時間。

ダナンはべトナム第三の都市で、街は非常に発展しており、フエ、ホイアンとは比べ物にならないくらいの交通量、高い建物が非常に多い。

車やお店も多く、さすが第三の都市。(と言ってもこんな程度だけど)

市場も大きく、近代的な大型のショッピングセンターもある。



街中を散策したが、ほぼ見るところが無い。。。
ダナンは港湾都市として比較的近年になってから発達したらしく、特に歴史的な建造物があるわけでもなく、街中にも出張者向けと思われるようなホテルが多く、ビジネスとしての発展が色濃い。

川辺はとてもきれいに舗装されており、夜遅くまでカップルや遊びにきている地元民でにぎわっていた。

 写真でこう見ると、けっこう立派な雰囲気。(もちろんマンハッタンや上海のそれとは比べ物にはならないが。。)

川辺にはフットサルコートもあったりした。
ホテル近くの飲食店ではVリーグ(ベトナムのサッカープロリーグ)、ダナンのチームが放映されていた。

ベトナム人はサッカー好きが大変多いようで、いつテレビをつけても何かしらのチャンネルでサッカーが放映されている。つい先日、オリンピックが始まる前にもなでしこの親善試合まで放映されていたのは驚き。オリンピックでもしっかり日本戦も放映されている。(ベトナムは出場できていないが)

翌日、中部旅行最終日はダナンの名所である、五行山とチャイナビーチへ。
山へのツアーはあまり無いようで、自力で行く必要がある。バイクタクシーをチャーターして訪問。全部で約3時間、10万VND(約400円)。山まではダナン市内から20分程度。

五行山って英語でなんて言うんだろうと思っていたら、Marble Mountainというらしい。山全体が大理石でできているとか。
 入り口。入場料は1.5万VND(約60円)。さらに1.5VNDを払うと、上までエレベーターで行くことができる。
当日はむちゃくちゃ快晴、立っているだけでクラクラしそうな天気だったので、迷わず支払い。

エレベーターで上まで行けると思ったら、実はそこからもけっこう長い道のりがあった。どうせなら一番上まで連れて行ってくれればいいのに。。山の上には幾つか見所になるお寺や洞窟があり、アップダウンも結構厳しく一瞬にして汗だくに。。




見晴し台からの光景。五行山とはその名の通り五つの連山から構成されており、今回登ったのはその中でも最も有名なトゥイーソンという山。一番大きい。

山には例のチャンパ大国時代の遺跡もあったり、見所はたくさん。景色もきれいでダナン唯一の見所、と言ってもいいだろう。ただこの日はもう暑くて暑くて正直それどころじゃない(笑)

五行山を後にし、チャイナビーチへ。

。。。何も無いんですけど。。人っ子一人居ないとはまさにこのことか。
ベトナムのビーチは昼間は暑すぎるので人はおらず、朝か夕方にならないと人は来ないらしい。たしかにホイアンで行ったビーチもそうだったが、まさかここまでとは。

ここではこんな小舟を使って漁をしているらしい。
 漁の風景。

ダナンほど発展した街からすぐのところでも、未だにこのような形で漁をしているには非常に驚いた。人が誰も居ないのにやっているところを見ると、観光客向けのものではないのは間違いない。

最後に、五行山の行く途中は非常にきれいに舗装された道を通るのだが、そこはビーチ沿いに5つ星ホテルが何軒も立ち並ぶ高級リゾート地。ダナンは観光地としても有名と聞いていたにも関わらず、昨日の街を見た限りでは一切そのような雰囲気を感じられなかったのだが、ここに来てようやく理解できた。
確かに海はむちゃくちゃきれい、観光地と言っても街を観光する訳ではなく、このビーチリゾートへの滞在がダナンの楽しみ方なのだろう。
移動途中で見かけた高級ホテル。


最後はちょっと駆け足になったが、以上で中部旅行完結!
簡単にまとめると、ホイアンは旅行地として大満足、フエは歴史に興味がある人向け、ダナンはリゾート滞在向け、と言ったところか。
旅行という観点では、どこも見所となる観光地はツアーを利用するなどすればアクセスは困ること無く、またどこもホテルもたくさんあったので、旅行は比較的しやすかったと思う。ただホーチミンやハノイからは陸路で移動するとかなり時間がかかるので、短期の旅行で来るとしたら飛行機を選択せざるを得ない。ただ飛行機を使ってまでここに来てそれなりの満足を得られるかと言ったら、ちょっと微妙な気もする。これは日本人的な感覚なのかもしれない、今回の旅行では日本人が非常に少なく、旅行客のほとんど欧米人がベトナム人だった。日本人のように(長期の休みが取りづらく・涙)比較的短期間でベトナムに旅行に来る際には、中部へ訪れるのはちょっとハードルが高いかもしれない。

もう一つ今回の中部旅行で感じたことは、やはりベトナム戦争の深い傷跡である。これまでのブログでも色々と書いてきたのであまり細かくは書かないが、未だにその傷跡が散見される状態は、ベトナム戦争がいかに凄惨だったかを物語っているようだった。またそのせいで、古都中部の貴重な遺跡や遺産がことごとく破壊されてしまっており、非常に悲しい過去がかいま見れた。べトナム、という国を知るにあたって、このベトナム戦争は切っても切れない関係にあると認識させられた。

最後にもう一つ、今回残念というか悔しい思いをしたのは、中部の発音を体感できなかったこと。
ベトナムは地方ごとに発音が大きく異なり、その中でも中部は非常に特徴的な発音をするため、ベトナム人どうしでもコミュニケーションが難しいことがあるという。しかし今の筆者の聴解力では、その特徴的な発音もホーチミンの発音もあまり違いを見分けることができず(外国人相手なのでわかるように話してくれていた可能性もあるが)自分の語学力の低さを改めて実感した。また各所のコミュニケーションでは常にベトナム語で話しているのだが、最初はベトナム語を話す日本人が珍しいのか色々と会話の機会が多くあったのにも関わらず、それ以上の話になるとまだまだ語学力が足りず話が続かない、残念な思いをすることが多々あった。日常会話レベルもままならない、まだまだ感を痛感させられた旅行でもあった。

地方の文化や歴史に触れることができた非常に貴重な1週間であったと共に、ベトナム語の勉強に対するモチベーションも大変高まった中部旅行だった。
(ちょっとまとめ方が優等生過ぎたか・笑)

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